3月お雛様、誕生日カードにふいうち

「ああ、そうか、今日は3月3日、日本はひな祭りなんだ・・・」

NHKワールドニュースの画面にひな飾りが並び、始めて気がついた。

「そういえば、ミニチュアお雛様があったはず・・・、久しぶりに飾ってみようか・・・」

片付けがてら、暫く開けていなかった箱を開くと、そこには亡くなった娘が生前私宛に送ってくれたバースデーカードが2枚。

1枚目の表紙には「人生楽じゃない」

開いてみると中に「それでも楽しくいこうぜー」というロックンローラーの絵があった。

2枚目のカードには・・・

「私が21才ということは、お母さんはいくつなんだ・・・?! いまいち覚えてなくてごめんね(^_^;) おばあちゃんのことを、どうこう言える立場じゃないよね(笑)

人間は、年をとれば、容姿は昔のようにはいかないけれど、心はどんどんきれい? というか、みんなをみりょうできるくらいステキなものになるよ!! と思います。

傷ついたり、かけたりするけれど、だからダイヤモンドの輝きなんだよね、アレは、削り方、というか、カットの仕方があって、ダイヤモンドカットなるものがいちばん輝きが美しいらしい・・・なんか話が脱線したけど、みんなそれぞれ、自分のダイヤモンドで輝ける人生になったらすてきだね)^o^(

お誕生日おめでとうございます☆」

この6年後、娘は私の手の届かない遠くに行ってしまった・・・

手紙やカードを書くのが好きだった・・・

こうやっていつも私を励まし元気づけてくれた・・・

なのに、なのに、なんで先に逝っちゃうわけ?

なんで、ホントのことを言ってくれずにいっちゃったの?

涙がぽろぽろ

もう、娘からの私宛のバースデーカードは永久に届かない・・・

ぶわーっと、大粒の涙が湧きだしてきて止められない

ずっと泣かないで頑張ってきたのに、ふいうちはやっぱりきつい

何年経ってもキツイ

アリゾナの2月は春。アフリカンデイジーとポピーの花が丘を飾る季節。愛する人が遠くに行ってしまっても季節はめぐり10回目の春が来た。

3月お雛様、誕生日カードにふいうち」への10件のフィードバック

  1. kikiさん、腰痛の方はどうですか?私も腰痛持ちなので辛い時は本当歩くのもきついですよね💦
    糖尿病もあるのですね。そちらは気をつけてくださいね。
    なんて私もきっとこの先どうなっても構わないと言う気持ちの方が強いかもです。
    コーさんのコメント見ていても思うのですが、うちも再婚同士なので息子の事は共有出来ない部分もあります。気持ちが付いていかなくてもなるべく向こうには表面見せない様にしてる感じですかね?🤔
    ここで気持ちを出せるだけでも救われです。

    本当生きて行くのがこんなに辛いとは思ってもいませんでした。
    生きて行く楽しみも見つからないままですが毎日なんとか過ごせてる、それでいいんですよね。
    お互いもがきながらなんとか日々を過ごしましょう。

    • ありがとうございます。今日も腰のリハビリに行ってきました。ぐったり。でも、最初の頃のような息も止まる激痛が走らなくなり、気を付けてそろそろと動く分にはそれほど痛みも感じなくなったので助かっています。
      そうなのですね、jboyさんも腰痛持ちなのですね。この痛みと辛さを分かってもらえて嬉しいです(^_^;)
      というか、自死遺族の痛みも腰痛の痛みも、こんな苦痛は分からないほうが幸せなのでしょうね。

      「生きていく楽しみが見つからないままですが毎日なんとか過ごせてるそれでいい」私もそう思います。腰痛も心の痛みもペインフリーを目指すと『なんで私だけこんな辛い思いをしなくちゃいけないの?辛すぎる」とどうしても下へ下へと落ちていきますが、「昨日の痛みよりは軽い、今日は少し楽」と思えば目の前の春の日差しや花咲く丘が目に入りほんのひととき痛みを感じることなく「感謝の気持ち」でいられます(^_^.)

      小さな幸せを見つけるのが年々上手くなってきた気がします。
      はい、お互いもがきながらでもいい、日々を過ごして生きましょう。

  2. Kikiさん 私は優しい旦那さんではありませんよ。

    家内が優しいお嫁さんなんです。

    私は家内がいないと生きてても意味がないです。

    娘が亡くなって、家内も私がいないと生きていけないと言います。

    だから お互い支え合って生きていくしか無いんです。

    娘がいた頃 家内は、私が大病をしても娘の存在が精神的支えてになっていて、私を看取るまで死ねないって言いてました。

    でも娘が亡くなってからは、自分一人では生きていけないので、私を看取ってて言います。

    「痛みを知らずに一生暮らせたら、その方がその人にとっては幸せなのかもしれませんね。」

    私達夫婦は共通している大きな傷があるから、お互いの事を想って生きていくしか無いんです。

    • コーさんご夫婦は二人で一体なのですね。
      お互いがお互いの生きる理由であり支えである・・・
      なんて美しい・・・

      人は自分以外の誰か愛する人のためならばもっと強く生きることが出来る、そんな風に思います。
      正直言ってそれがない私には生きる意志が希薄になってしまった気がしますが、頑張る必要も無くなり、ある意味楽でもありますが・・・。

      子供も失くし、食べることぐらいしか生きる楽しみがなかったのに、自分が糖尿病だとわかりその「食べること」も諦めなければいけないと、知った時「これから私は何を楽しみに生きて行けば良いのだろうか」と落ち込みました。

      夫から「I want you but don’t need you」と、結婚して暫くした時に言われ、「えっ、あなたは私が必要ではないの!?」と、かなりショックだったことを覚えています。
      夫に言わせれると「気味がいなくても僕は一人でも生きていけるけれど、お互いが依存しあうことなく自分というものを持っていて、そういう者同士が一緒に生きたらもっと人生は豊かで楽しいと思うから君と一緒に人生を生きたい」という意味なのだそうです。
      理屈では分かっても、これだと人生の中で危機に出くわしたとき、「この人のために何としてでも生きる」という生きる理由が見つからないなあ、と、寂しくなりました。
      そして、それが今の私です。

      ですから「私達夫婦は共通している大きな傷があるから、お互いの事を想って生きていく」というコーさんの言わんとすることが良く分かります。
      私と夫はそういう「共通の傷」がないので、一番苦しく辛い時には夫ではなく他の誰かに傷の痛みを分かってもらう必要がありました。
      なぜならどんなに話しても子供を持ったことのない彼には私の心の叫びは意味不明だったからです。

      でも良いこともありました。
      彼は子供を持ったことがないので、失う恐怖も感じる必要がなく、まさしく「他人事」で、距離を置いて私の感情の嵐に巻き込まれることなくいつも穏やかでいてくれました。
      かえって子供を持つお母さん達は「子供を自死で亡すことがある」という現実を見たくないがために、私を遠ざけ、私が一番支えが必要な時に去って行きました。

      この10年で学んだことは「受容」です。
      そういう「普通の親」に対しても「ああ、現実を知るのが怖いんだ」と、思いやりを持てるようになりました。

      コーさん、奥さんは、お互いが本当にかけがえのない存在なのですね。どうか、お二人これからも支えあい、そしていつか二人で一緒に苦しみの向こうにある光を見てほしいと心から祈る次第です。

      私は・・・うーん、今の夫は経験値は少ないものの、前の夫に比べたら100倍良い人で心のある人だから、この人とこれからも生き、この先何が待っているのか見極めたいと思います(^_^.)

  3. 自分のダイヤモンドで輝ける人生になったらすてきだね

    SMAPの「世界に1つだけの花」の歌詞を思い出しました。

    色んな所から突然やってくるから不意打ちなんでしょうけど、防御のしようが無いからダメージが大きいですね。

    日常から逃れようと、家内とお気に入りのギャラリーや食事に行っても、娘と同年代の恋人達や友達同士で笑顔 笑顔 笑顔
    その笑顔が矢の様に胸に突き刺さる。
    誰も悪く無いのに、自分達から欠けていった幸せを突きつけられて苦しくなる。泣きたくなる。

    でもね、先日 20年間付き合いのある、
    皆んなで地域のお祭りを盛り上げようって趣旨の会合に行って来ました。
    娘が亡くなって行けなくなってた所です。

    食事をするうちに笑顔になってた自分がいました。

    私の笑顔 笑い声が聞けて嬉しかった。
    待ってたよ。
    そう言いてくれる人達が、そこにいました。

    「貴方はあなたが思っている以上に、皆から想われているよ だから自分の事を大事にしてね」

    娘に会いに来てくれてた娘の友人達に、私が声かけてしてた言葉です。

    私は、私が思っている以上に、皆から想われているのかもしれない。

    ちょっと足を出せば笑える場所もある
    そう思える一夜でした。

    そうしたら昨夜は反動か無性に辛く、でも携帯の中の娘の楽しいそうな写真を見て、のたうち回り寝れない一夜も過ごしました。
     
    こうやって 繰り返し慣れるしか無いのかな?
    でも、慣れる前に壊れてしまいそう。

    私も言いたいよう

    何で先に逝っちゃたんだよう

    こんな時は泣くしかない。

    男性でも泣く。

    タイムアウトを取って泣く。

    娘の名前を言葉に出して泣く。

    60過ぎのおっちゃんでも構わずに泣きます。

    そうやって自分を癒し取り戻します。

    • コメントを入れてくださったのに、返信が遅れてしまいごめんなさい。Gmailの設定が知らない間に変わっていてブログサイトの通知が全て「スパム」フォルダーに入っていました!(@_@;)

      「貴方はあなたが思っている以上に、皆から想われているよ だから自分の事を大事にしてね」
      素敵な言葉ですね。
      そしてこの言葉は真実を語っていると思います。でも、うつ病に取りつかれるととてもそんな風には思えなくなってしまう・・・気にかけてくれる人の言葉も信じられなくなり孤立してしまう・・・心の病気はそうやって進行していくのだと思います。

      コーさん、沢山の心ある人に囲まれていますね。
      読んでいて思わず目頭があつくなりました。
      待っていてくれる人がいる、ああなんて素敵なんだろうと思います。

      うれし涙、悲し涙、泣き泣き歩むこの道は長く辛いけれど、涙の分だけ癒されていく、私もそう思います。
      夫の90歳になるオハイオのお義父さんは、夫がアリゾナに帰るその日はいつも大粒の涙を流します。
      とっても体格が良くて、若い頃はバスケの選手だったお義父さんも涙を隠しません。
      男だって、おっちゃんだって愛する子を思って泣く、それが人間というもの、それが愛情だとしみじみ思います。

      • Kikiさん 貴方に何かよく無い事が起こっているのではないかって思って心配してました。

        機能の問題だと分かって安心しました。

        鬱の辛さは私もわかります。

        10年程前パワハラを受けてた頃、山道を走ってた時横道に入って このまま死んじゃったら楽になるだろうって思った時、何故か家族の絵が頭に浮かび、その翌日、精神科医に電話して1年休職しました。

        数ヶ月は 布団から出ることも出来ず、お風呂 食事さえも面倒でした

        娘が亡くなって鬱状態になってたけど、家内もそれ以上の思いだと思い何とかやり過ごしてきました。

        12年前に脳梗塞を起こし、何とか会社復帰して、数年後鬱で休職、家内は自分が病気になるより、病気の人を診る方が辛いって言いてました。

        ここ数ヶ月 家内の体調がすぐれずその言葉を実感しています。

        体調の良し悪しは気持ちにも反映されますよね。

        だから家内はずーとナーバスです

        だから敢えて私は周りの人に少しずつですが融合していこうと思います。

        そばに居る人の笑顔が 今の家内にとっての良薬だよね

        私の方が仕事帰りが早いので、口元を引き上げ「おかえり」って笑顔を作り家内を迎えます。

        「男だって、おっちゃんだって愛する子を思って泣く、それが人間というもの、それが愛情だとしみじみ思います。」

        ありがとう

      • コーさん、沢山、沢山辛いことがあって、でもこうして生きてくれて、繋がれて・・・、感謝です。
        心配してくれる人がいる、それだけで生きる勇気がわきます。
        本当にありがとうございます。

        奥様、体調を崩されているのですね。
        心配・・・。

        コーさんは優しい旦那さんですね(*^_^*)
        うちの旦那にもコーさんの爪の垢でも煎じて飲ませたいぐらいです(^_^;)
        うちの旦那はいい人だけれど、子供みたいなところがあって、苦労したこともなく子供も持ったこともないので、人の気持ちになって考えるということが出来ません。
        今から数年前、私が高熱を出して2日寝込んでいても旦那は作業小屋で好きなことをしていて様子を見にも来てくれなくて、必死に這うようにして旦那のところに行って栄養ドリンクと何か食べ物を買ってきてほしいとお願いしたことがありました。
        彼曰く「寝ているときは起こさないほうがいいと思った」
        怒る気力もなく、マジ、ぶっ倒れそうでした(^_^;)

        痛みを知って初めて人は人の痛みもわかるようになり、人に優しくできるのだなあと思います。
        でも、痛みを知らずに一生暮らせたら、その方がその人にとっては幸せなのかもしれませんね。

  4. kikiさん、こんばんは。
    何年経とうが忘れられませんよね😓
    日々忙しくしてるとその瞬間はわすれてます。が、何かスイッチ入ってしまうと涙涙です。
    本当なんで相談してしてくれなかったのかと後悔ばかり。余りに辛すぎて生きていたく無いです。

    たまには大粒な涙も仕方ない事と受け止めてます。

    いつも明るく振る舞ってるkikiさんだから、我慢せず涙が出る時は泣きましょう。

    いつもkikiさんに救われてなんとか生きてる私です。
    文書が下手過ぎてごめんなさい。

    • コメントを入れてくださったのに、返信が遅れてしまいごめんなさい。Gmailの設定が知らない間に変わっていてブログサイトの通知が全て「スパム」フォルダーに入っていました!(@_@;)

      「何かスイッチが入ってしまうと涙涙」・・・本当にその通りです。これは何年経とうが変わらない気がします。そしてついついいつもの後悔ループに陥ってしまいます。
      我慢せず、泣きたいときは泣くのが一番、いつも明るく元気でなんて無理無理(^_^;)

      長年の我慢がたたったのかぎっくり腰になり、整体に通う毎日です。
      腰痛は子供の頃からあるのですが、ぎっくり腰は久しぶりであまりの痛さに別の涙です。
      整体師の話ではどうやら30代に発症した左の坐骨神経痛をかばって右の坐骨がずれ、それを周囲の筋肉と柔軟性でごまかしながらここまで来たけれど、老化のせいで筋肉が衰え、今回のぎっくり腰に至ったのだろうと話していました。

      娘を亡くしてからのこの十年のストレスから糖尿病も悪化、それに加えて今度は腰痛で歩くのも難儀になってしまい、一気に年をとってしまった感じがします。
      まっ、仕方ないです。
      これまでなんとか生きて来ただけでも「自分偉い」と褒め、この調子だと娘に会える日も近いかもしれないと自分を慰めながら日々格闘していきます(^_^;)

      私も皆さんからのコメントら救われています。
      いつもありがとうございます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください