弓矢のごとく

後退を恐れるな

弓矢は後ろに矢を引かなければ射ることはできない

後ろに引くことを恐れず

しっかりと的を見よ

今日のヨガ教室でのインストラクターの教えです。目を閉じその言葉を繰り返しました。今の自分にぴったりの言葉だと思いました。焦って十分後ろにひくことなく弓を放てば的を射るどころか的に届く前に矢は落下してしまいます。

グリーフ(大切な人を亡くした後に起こる心と体の様々な反応、日本語では悲嘆とよく訳される)プロセスでは後退がつきものです。『気持ちが落ち着いて普通に日々が過ごせるようになってきた、ようやく長いトンネルから抜け出たかな』と感じている矢先にちょっとした事をきっかけに十歩も後退してしまったかのように崩れ落ちるときがあります。

正直それまで良い日が続いていただけに痛みが倍増してしまったように感じ一層悲嘆にくれてしまうことも珍しくありません。

でも、弓矢のようにしっかりと後ろに引き、十分ためを作ってから矢を放たなければ矢は途中落下してしまいます。このとき、後ろに引きながら、しかし目はしっかりと的を見据えて体のバランスをくずさないことが大切なのだと思います。

だから、今の自分は、この辛い後退時期をどうやって心のバランスを失わず的を見据えることができるか学ぶ時なのだと思います。

今日は、フェニックスは時折嵐のような突風が吹いて木々の枝が右に左にと大きくたわんで揺れています。これが日本だったら「春一番」と呼ぶところ。

砂漠の大地は砂埃がまい、景色は春霞というより春の嵐(^^)

母と子

昔むかしのことになりました。娘たちの七五三です。時空を超えてこの時の自分に言ってやりたい。「子供たちをしっかりと抱いてその手を離したら駄目だよ」と・・・

 

弓矢のごとく」への2件のフィードバック

  1. kikiさん

    少しは数日とか1日とかですが、フラットな気持ちで過ごせていたように
    感じていましたが、この季節になり1日も気持ちが続かなくなっています。
    この季節だから、こんな気持ちの揺れが大きいんだと思います。
    この影響は、日に日にとても大きくなり1年を迎える晩夏の頃に
    私はどうなっていくのかと、漠然とした不安を初めて抱きました。

    いくら考えても答えが見つかる訳も無く・・・
    ただ、4月が過ぎていくに連れて、きれいな花をきれいだと感じれることに
    気付きました。 

    今は、これからもきっと来るであろう辛い時を、やり過ごすための術を
    学ぶための時なのかなと、この記事を読んでふと思いました。

    • リンさん、春は私も辛いです。周囲は新入学やゴールデンウィークで盛り上がってきているのに、いるべき人がいない、この間までは笑って冗談を交わしていた人がいない、本当に季節とは裏腹に沈みがちになります。リンさんは、大切なお嬢さんを亡くしてまだ半年、尚更今年の春は寂しく悲しい気持ちでお迎えなのではないかと心が痛みます。私の娘も9月に亡くなり、娘のいない初めて迎えた2015年の春をどうやって超えてきたのか思い出すこともできないくらいその頃は毎日を生き延びるだけで精一杯だった気がします。そんな中で一つだけ覚えているのは、リンさんが書いてくださったように花や沈む夕日を見て奇麗だと感じたことです。それは、不思議なことに同じ花を見ても、同じ夕日を見ても、娘を亡くす以前より涙が出るほど美しく心に迫ってきたように見えたことです。娘の後を追って死にたいと思った朝、外に出て今上ってきたばかりの朝日を見た時、その息をのむほどの輝きに圧倒されそこに一瞬立ち止まり、昇る太陽と朝焼けを我を忘れて見つめました。泣き泣き10分ぐらいぼーっとして立っていたでしょうか、そして『それでも朝日は昇るんだ』と思い「死ぬのは今日でなくても良い、もう一日生きてみよう」と死ぬのをやめました。明日のことは考えず、今この瞬間を生きることだけを考えどうか一日一日を生きてください。これまでフラットに過ごせた良い日もあったのですから、必ずまたその日がやってきます。後退も前進のための小休止と思って自分に優しくあってください(^^)

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